Expression Blendの画面構成と機能

Expression Blendの画面を構成している各ウィンドウと、その機能について記述します。

まず、Expression Blendの画面構成図になります。

Expression Blendは、主に5つのウィンドウからなっています。
各ウィンドウについて下記に記します。

  • アートボード(ArtBoard)

アートボードとは、オブジェクトの配置、デザインとXAMLを直接編集するためのウィンドウです。
実際のUI部分の作成は、ここでおこないます。

ツールボックスとは、アートボードに配置する各種UIオブジェクトや、アートボードを操作するためのツールが並んでいるものです。

画像 概要
画面上のオブジェクトを1つ1つの単位で選択することができる
選択されたオブジェクト内の1つ1つの要素を選択することができる
アートボードの表示位置の調整に使用する
アートボードの拡大縮小に使用する
オブジェクトのビジュアル情報をコピーする
オブジェクトに対して塗りつぶしをおこなう
オブジェクトに対するグラデーションの設定をおこなう
パスの描画をおこなう
図形を描画する
レイアウト(Grid,Canvas,StackPanel,ScrollViewer,Border,ViewBox)を配置する
テキスト(TextBox,TextBlock,RichTextBox,PasswordBox)を配置する
共通コントロール(Button,CheckBox,ComboBox,ListBox,RadioButtonなど)を配置する
アセットライブラリを表示する
  • オブジェクトとタイムライン(Objects and Timeline)

オブジェクトとタイムラインパネルでは、2つの機能があります。

  1. 通常デザインの場合

画面上の全てのオブジェクトがパネル状に階層構造で表示されます
各オブジェクトを表示/非表示したり、設定できないようにロックをしたりするとこができます

  1. アニメーション(ストーリーボード)の場合

タイムラインパネルが表示され、アニメーションの設定ができます

  • プロジェクトパネル(Projects)

プロジェクトパネルは、Visual Studioのソリューションエクスプローラと同じで、現在のプロジェクトの構成を表示しています。

  • アセットパネル(Assets)

アセットパネルは、アートボード上で配置可能な全てのコントロールやオブジェクトがまとめられています。

スタイルやビヘイビアー、エフェクトなどもここから選択して、GUI上で設定することもできます。

  • ステータスパネル(States)

ステータスパネルでは、選択したオブジェクトのステータスを確認、設定することができます。

バイスパネルでは、アートボードの表示を縦/横で切り替えたり、テーマを変更したりすることができます。

  • プロパティパネル(Properties)

プロパティパネルでは、画面要素のプロパティを設定するためのものになります。

オブジェクトの色彩設定などもできます。

  • リソースパネル(Resources)

リソースパネルでは、作成したスタイルやテンプレート、また画像などは全てリソースとして保存されています。

ここで、リソースの一括管理をすることができます。

  • データパネル(Data)

データパネルでは、プロジェクト内のデータソースオブジェクトの作成や割り当て状況を確認できます。

http://www.st-hatena.com/users/sa/samril/user_p.gifBlendは多機能なので、覚えることがいっぱいです(汗