Beacon端末を比較してみる Estimote & StickNFind & BM1

iBeacon Advent Calendar 2013の12日目になります。
今回はビーコン端末について書きます。


iBeaconを使ったサービスを作成するには、ビーコンの受信と発信の2つが必要になりますよね。
主にビーコンの受信は対応しているiOSバイスAndroidバイスを使う人が多いと思います。

では「ビーコン(発信)側」はどうするのでしょう?

受信側と同じiOSバイスを使う?もちろんiOSもビーコン発信器として使うことができます
けれども、ビーコンは設置空間に対して1〜複数の端末が必要になります
そんな高価なデバイスを複数台用意し、設置しっぱなしにするなんてブルジョア過ぎますよ!

では、現実的に考えるとサードパーティー製のビーコン発信機を使うことになりますよね
iBeacoに対応している発信機は「Bluetooth LE」が搭載されている端末です
対応している端末は複数存在しますが、代表的なのが次の3つになります

  • Estimote Beacon(Estimote, Inc.)
  • StickNFind(Sticknfind Technologies.)
  • Beaconモジュール「BM1」(Aplix)

今回はこれらビーコン端末の比較を行います

Estimote Beacon StickNFind Beaconモジュール「BM1」
site link link link
SDK for iOS ×
SDK for Android ×
値段 3つで$99 2つで\6,800 1つ\300(ロット数制限あり)
技適 ×
UUIDなどの変更
動作時間 ボタン電池で約2年 ボタン電池で約1年 キットにより異なる
乾電池で約10年、ボタン電池で約1年
電池交換 ×

赤字は訂正しました。「わふう>ω<のひと」さん、ありがとうございます。

私的なメリットデメリットです

Estimote Beacon StickNFind Beaconモジュール「BM1」
メリット おしゃれ、SDKもあり開発者にもやさしい 省スペース、日本代理店もあるので日本語でのやり取りも可能 端末価格としては最安値、ハードメーカなのでサポートも充実
デメリット まず技適通ってないので、日本では使えない BLE端末としては電池の寿命が短い 初期ロット数があり個人では難しい

ほかにもいくつかあげるとキリがありませんが、こんな感じでしょう

Estimote BeaconStickNFindの端末自体については、以前記事にもあげました。
次に、それぞれのSDKについて書いていきます。

Estimote SDK

iOS SDKはこちらから入手することができます => https://github.com/Estimote/iOS-SDK
かなりの頻度でpushされています

Estimote SDK のドキュメントを簡単に日本語にしてみました => https://github.com/Samril/EstimoteSDK-for-Japanese-Reference
※先ほど確認したら sdk version 1.0 -> 1.1 になってた。後日差分をpushします

StickNFind

SDKはこちらからライセンス認証をおこなったのち、メールで送られてきます => https://www.sticknfind.com/SDK/
だいたい4〜5営業日くらいかかりました
また、Android版のSDKに関しては、NDAを別途結ぶ必要があります

Beaconモジュール「BM1」

Android版しかありませんが、SDKはこちらから => http://www.aplix.co.jp/beacon/public/index.html

これからもどんどんビーコン端末が増えていくと思います。
もし、良さそうなビーコンがありましたら、ご一報ください。


本日行われる【iOS勉強会】iBeaconでできること - Developers.IO Meetup 02に、私も参加させていただきます。
その際、Estimote BeaconとStickNFindは持っていきますので、ぜひ実物を見てみたい方は、お声掛けください!

http://www.st-hatena.com/users/sa/samril/user_p.gif一緒にBeaconを日本でも流行らせよう!