Windows Phone 7.5 開発支援セミナー

2011/8/19に品川マイクロソフトWindows Phone 7.5 開発支援セミナーがありましたので、参加しました。
そこでウチが聞いた内容についてフィードバックしたいと思います。


白い恋人 は[twitter:@tezawaly]さんからお土産を頂きました^w^)ゴチソウサマデシタ



Session 1:開発ツールのすべてがわかる!〜セットアップからパフォーマンステストまで
講師:日本マイクロソフト エバンジェリスト 大西さん [twitter:@oniak3]

1. Windows Phone SDK 7.1 の概要とインストール
>開発環境については、以前記述 http://d.hatena.ne.jp/samril/20110527/1306511143 したので、割愛します。

2. Windows Emulator と関連機能
>キーボードからエミュレータに大して文字入力が可能だが、101/102キーボードレイアウト(英語キーボード)になります。
>ロケーションにシミュレーションで、設定した位置情報を保存することが、WPSDK 7.1 (正式版)で可能になります。
スクリーンショット(WPSDK 7.1 RC 〜)をとる際は、エミュレータの表示Lvを100に設定して撮る必要がある。
エミュレータGPU が有効かどうかの判定

エミュレータを起動した画面の丸矢印の向きで確認することができます。

3. デバイスの開発者登録、実機によるデバッグ
>開発者アンロック:Windows Phone Developer Registration
アンロック自体の方法も以前紹介 http://d.hatena.ne.jp/samril/20110803/1312435916 しましたので、割愛します。
Zuneを使わないで、実機とPCを接続する:Windows Phone Connect
>分離ストレージと開発用PC間でのファイルの確認・転送用ツール:Isolated Storage Explorer

4. Marketplace Testlit と Windows Phone Profiler
>App Hubへアプリを申請する前のセルフテストツール:Marketplace Testkit
→ アプリケーションの詳細
→ 自動テスト
→ 監視対象のテスト
→ 手動テスト
>パフォーマンス分析:Windows Phone Profiler
→ 実行パフォーマンス分析
→ メモリパフォーマンス分析




Session 2:開発者登録からアプリケーション登録まで〜App Hub & Marketplace
講師:日本マイクロソフト エバンジェリスト 高橋さん [twitter:@shinoblogavi]

USTREAMhttp://www.ustream.tv/recorded/16747227

1. Marketplaceについて
>現在のアプリ数:http://wp7applist.com/stats/
※ ただしMarketplaceに上がっているアプリ数ではない(あくまで申請があった数

2. APP HUB 開発者登録
http://create.msdn.com/
>クレジットカードによる認証が可能になったため、申請後すぐにAPP HUBアカウントを取得することができる
>法人登録の場合は、会社の登記簿謄本をスキャナーorE-Mailで第三機関(GeoTrust社)による所在確認 → 電話による確認(日本語)がある
>学生はWindows Live IDの作成
→ Dream Sparkに認証
→ App Hubに登録
アクティベーションメール
→ アプリの開発
→ アプリの申請
→ ここまでやって初めて、正式にAPP HUBへの登録が完了する

3. アプリケーションの公開
>アプリの申請プロセス
アプリの審査テストに合格しても、すぐにmarketplaceへ公開する or 手動で公開するを事前に選択することができる
>アプリケーション登録のために必要なもの
アプリケーションの登録名
アプリケーション本体(.xap)
機能概要(1行)、詳細説明、キーワード(スペース区切り)
Png画像
イコン画像:173×173 (PC用)
99×99 (MB用)
200×200 (WEB用)
Marketplaceでフィーチャーされた場合にMarketplace画面のパノラマViewに使用される背景画像:1000×800
スクリーンショット:480×800
>アプリの試用版(トライアル版)の判定方法
Silverlight:IsTrial()
XNA:Guide.IsTrialMode()
起動時に呼ばれる Launching / Activated イベントで判定するのが推奨
製品版(有償版)ページに飛ぶ:marketPlaceDetailTask.show()
>多言語への対応:リソースファイルで文字列を管理する
>配布方法
ベータ配布とプライベート配布

ベータ配布 プライベート配布 通常配布
審査 無し 有り 有り
Marketplaceへの公開 登録されるが公開はされない 登録されるが公開はされない 登録も公開もされる
利用可能者 登録された人のみ URLを知っている人なら誰でも 全ユーザ
公開期間 90日限定 永久 永久

しのぶさん( ゚Д゚)<次回はクレジットカードを持ってきてAPP HUBへ登録しよう!




Session 3:シングルサインオンに対応させよう!FacebookからGoogleまで
講師:日本マイクロソフト エバンジェリスト 安納さん [twitter:@junichia]

USTREAMhttp://www.ustream.tv/recorded/16747792

1. 認証と認可の違い
>認証:本人であることを確認
>認可:アクセス権を与えること
>認可に使われているプロトコル
OAuth:ソーシャルなIdP(アイデンティティ・プロバイダ)の活用
SAML:システム間連携(主にSSO)や社内ディレクトリサービスの活用
>OAuthとSAMLの違い
OAuth:APIのアクセスを利用者がアプリケーションに対して認可する
SAML:情報の送出を管理者が認可する
>OAuthの場合
アクセスレベルをAPI Level として切り分けることで利用者はAPI へのアクセス権を自身で管理することができる

2. Windows Phone への実装
Twitter クライアントの作成
Twitter が OAuth 1.0a を使用している
>サンプルコード
<<後日リンクを張ります>>
>複数IDPに対応させる
Windows Azure AppFabric ACS を使う

セミナーで紹介されていた OAuthライブラリ:Hammock.dll はなくなった(?)らしいので変わりが[twitter:@ChiiAyano]さんから、紹介されています。

ReactiveOAuth:http://reactiveoauth.codeplex.com/


※ 基本的に安納さんのは、セミナー資料を参考にしていただければいいと思います。
<<後日リンクを張ります>>



http://www.st-hatena.com/users/sa/samril/user_p.gif今回はいつもとは違い、開発環境〜Marketplaceへの登録、テスト方法、OAuthなど、とても身になる内容でした!
いつかウチも、しょっぽくてもアプリリリースを夢見て頑張ります★