Windows Phone のデータベースの中身を確認する方法
Windows Phone OS 7.1 (Mango)から、分離ストレージを利用したローカルデータベースを使用することができます。
この記事では、開発中にデータベースに格納した値を確認する手順を共有します。
Windows Phone では、SQL Server Compact Edition(SQL Server CE)を使用します。
今回使うデータベースは、次のアプリを元におこなっています。
How to: Create a Basic Local Database Application for Windows Phone
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh202876
1.コマンドラインで分離ストレージに保存されているデータベースファイル(.sdf)を取得する(※1)
まず、次のコマンドで分離ストレージエクスプローラのディレクトリに移動します
cd c:\Program Files (x86)\Microsoft SDKs\Windows Phone\v7.1\Tools\IsolatedStorageExplorerTool
※上記は64bit開発環境でのデフォルトのディレクトリです。
次に、ISETool.exe を使い、C:\などにデータベースファイルをダウンロードします
ISETool.exe ts xd 【WMAppManifest.xmlのAppタグのProductId】 c:\
ダウンロードに成功すると次のように表示されます
Download Started ... Into Folder: c:\
Download Successful Into Folder: c:\
これで、c:\フォルダ直下にIsolatedStoreというフォルダができ、データベースファイルを取得することができます
C:\IsolatedStore\ToDo.sdf
2.SSMSEをインストールします
次のアプリケーションをダウンロード&インストールします
Microsoft SQL Server 2008 R2 Management Studio Express (SSMSE)
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=56AD557C-03E6-4369-9C1D-E81B33D8026B
インストールしたら、SQL Server Management Studio を起動します
次の設定を反映させます
サーバの種類:SQL Server Compact
データベース ファイル:C:\IsolatedStore\ToDo.sdf
すると次の画面構成が開かれます
テーブル > [テーブル名] > 列 > [列名]
と、上記のWindows Phone アプリで作成したデータベース構成が表示されます
標準ツールバーにある 新しいクエリ を押します。
SQL エディタが開かれます。
ここにSQL 文を記述し、SQL Server Compact Edition エディターにある 実行 を押します。
これでテーブル内のデータを確認することができます!
※ここでは、事前にWindows Phone アプリにデータを入れてあります
また、テーブルで 右クリック > プロパティ で、テーブルのプロパティを確認することもできます
参考サイト
(※1)Windows Phoneメモ002:ローカルデータベースの中身を見る via くろのさん
http://dev.classmethod.jp/smartphone/wp_memo002/
ここでは、Lundi.hさんやくろのさんに色々教わりました!
大変参考になりました、この場でお礼を申し上げます。
ありがとうございました。