Windows Phone ApplicationでHelloWorld

前回の記事でWindows Phone Applicationの開発環境を整えました。

今回はプログラムで一番最初に作るであろう『HelloWorld』を作ってみましょう！

1. Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phoneの起動
まずはインストールした『Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phone』を起動します。

これが起動した直後のソフトウェアになります
2. プロジェクトの作成
まずは新規のプロジェクトを作成したいので、ウィンドウの左にある『New Project...』を選択します。

新しいウィンドウが開きます。
Windows Phone Applicationの開発言語は『C#』です。

※実は、私はC#は未経験者です...このブログを通して学んでいきたいと思っています。

まずは、インストールされているテンプレートになります
Visual C#
* Silverlight for Windows Phone : Windows Phone用の開発フレームワークです
* XNA Game Studio 4.0 : 「Windows」および「Xbox 360」向けのゲーム用の開発フレームワークです

今回はWindows Phoneのアプリケーションを開発するので、『Silverlight for Windows Phone』を選択してください。
そうすると、ウィンドウの真ん中にSilverlightのテンプレートが表示されます。

* Windows Phone Application : 通常のアプリケーションを作成します
* Windows Phone Databound Application : データに紐づくようなリスト形式のアプリケーションを作成します
* Windows Phone Class Library : Windows Phone用のクラスライブラリを作成します
* Windows Phone Panorama Application : パノラマ形式のアプリケーションを作成します
* Windows Phone Pivot Application : ピボット形式のアプリケーションを作成します

ここから下は、Windows Phone Developer Tools 7.1から追加されたテンプレートになります。

* Windows Phone 3D Graphics Application : SilverlightベースのXNAとの相互運用のアプリケーションを作成します
* Windows Phone Audio Playback Agent : AudioPlayerAgentをベースにしたUIの無いテンプレートになります
* Windows Phone Audio Streming Agent : バックグランド・プレイヤーとストリーミング再生の仕組みを実装するためのテンプレートになります
* Windows Phone Task Scheduler Agent : ScheduledTaskAgentをベースにしたUIの無いテンプレートです

3. 作成するテンプレートを選択
今回は通常のテンプレートである『Windows Phone Application』を選択し、プロジェクトの作成をします。
Name : HelloWorldWondowsPhone
Location : お好きに
Solution name : HelloWorldWondowsPhone

プロジェクト名を設定したら『OK』を押します

4. ターゲットOSのVerを決める

そうするとターゲットとするWindows Phone OSのバージョンを聞かれます
ここでは『Windows Phone 7.1』を選択します。

HelloWorldWondowsPhoneプロジェクトが作成されました

Visual Studioの画面になります。（この画面はカスタマイズが可能なので、人によって多少異なります）

5. 実装
今回は「HelloWorld」の表示をアプリケーションのタイトルで表示させます。

MainPage.xamlにあるStackPanelタグの"PageTitle"のTextを「HelloWorld」に変更します。

<!--TitlePanel contains the name of the application and page title-->
<StackPanel x:Name="TitlePanel" Grid.Row="0" Margin="12,17,0,28">
    <TextBlock x:Name="ApplicationTitle" Text="MY APPLICATION" Style="{StaticResource PhoneTextNormalStyle}"/>
    <TextBlock x:Name="PageTitle" Text="HelloWorld" Margin="9,-7,0,0" Style="{StaticResource PhoneTextTitle1Style}"/>
</StackPanel>

変更するとウィンドウ左にあるデザインViewも連動して変更されます

これでいったんOKとします。

6. エミュレータで確認
メニューバーにあるDebug→Start Debuggingを選択します

Windows Phone Emulaterが起動します

エミュレータに「HelloWorld」と表示されています！

次回は、Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phoneについて記述したいと思います